子宮外妊娠の原因と症状

子宮外妊娠(しきゅうがいにんしん)とは子宮腔以外の部分への受精卵の着床のことをいいます。

近年の妊娠全体における、約1%に認められていています。

妊娠可能年齢に達している女性の、急性腹症では常に鑑別にいれておかなければならない疾患のひとつといわれています。

問診の際には妊娠の可能性はないという患者さんでも、検査をしてみた結果、子宮外妊娠であるということは時々あるようで、問診のやり方や検査の同意の取り方などの重要性の高い疾患ともいえるのではないでしょうか。


子宮外妊娠は、受精卵が子宮内膜以外の場所、たとえば卵管や卵巣、腹腔、子宮けい管などに着床してしまうケースのことをいいます。

すべての妊娠の中で0.6~1.0%くらいの割合で起こっています。

子宮外妊娠であった場合でも、妊娠検査薬は陽性になって、しかもつわりがあることもあり、初期の頃には普通の妊娠と変わりがありません。


原因として考えられることは、卵管が狭いことや受精卵を送り届ける機能が弱いこと、また受精卵に問題があることなどが挙げられます。

 

症状ですが、妊娠7~8週になると、流産に移行してしまい、場合によっては卵管が破裂してしまうこともあります。

流産してしまった場合では、卵管からの出血が腹腔内にたまり下腹部に痛みや不快感があらわれます。

出血はだらだらと続くことが多く、卵管が破裂すると大量の出血となってしまいますので、突然の激しい痛みとともに血圧が下がりショック状態になることもあります。

この場合は緊急手術となってしまいます。
 

処置としては、子宮外妊娠の状態によって内容は変わってくるのですが、大きく分けてその部分を除去する方法と卵管を残す方法があります。

たとえば一方の卵管を切除したとしても、もう一方に異常がなければ、次回の妊娠が可能となります。

2~3回の月経が確認できれば、次の妊娠に影響はないといわれています。

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